税金や法律の知識も必要!建設営業

建設営業の仕事内容

どの業界にも必要な営業職の中でも、とりわけ重要な仕事となっているのが建設営業です。
建設業界は一つ一つの受注額が大きく、また数多くの企業の人との連携が必要になることから、営業として仕事をしていくときには特殊な技能が求められます。

営業の仕事というのは、どの業界においてもまずは見込み客を探してアプローチをかけ、そこで欲しい製品について話を聞くことから始めます。
そこで自社でできることとの要望をすり合わせをして見積もりを出し、そこで契約が締結されたら実際の製品を用意していくのです。

この時、建設業界においてはそれぞれの建築物を作る時の技術や工期をあらかじめ提案し、そこから設計にまで注文を落とし込んでいきます。
当然営業にもある程度の建築の知識が必要になってきますし、客先から指摘があったら都度確認をしなくてはいけません。

ただ建築を作るというだけであれば建築士など設計の知識があればよいですが、営業として仕事をしていく時には税金や法律の知識も必須になってきます。
そういったことからも、営業職の中でもとりわけたくさんの知識が必要になるのが建築業界ということになるでしょう。

現場での活躍

一つの建築物を作るときには、非常に多くの確認項目があります。
特に都心部のように一ヶ所にたくさんの建物が既に建築されているという場合には、都市計画として利用方法が限定されていることが多いものです。

特定の業種のお店や大きなビルなどはそうした制限によって思うように作れないことがありますので、営業をする前にはまずそれぞれの不動産の法律について調べておかなくてはいけません。

住宅に関しても近年では日照権やプライバシーということから建築に制限がつくことがよくあります。
必要に応じて建築関連業や法律の専門家、金融機関、会計事務所といったところに相談をしていくことになるでしょう。

職種に合うタイプ

営業として勤務をしていく時には、まず多くの人と接することができるコミュニケーション能力が求められます。
しかし口だけがうまければよいというわけではなく、上記で説明したような技術的な相談を引き受け、そこから最善の提案をしていかなくてはいけません。

営業の仕事をするためには特定の資格や実務経験が求められるわけではないのですが、やはり全くの未経験からでは客先の要望に応えることができないので、まずは先輩について勉強をするなど下積み期間が必要になってくるでしょう。

それまで工事の実務に携わってきた人が営業として転職をすることもよくあります。
高い買い物になるからこそ客先との信頼関係が重要になるので、何度も通うなどして相手企業の担当者に覚えてもらうといったテクニックも必要です。