動物園で働くためには
動物好きな人にとって、一度は憧れる職業ではないでしょうか。
毎日たくさんの動物に囲まれて働いているので、動物好きな人にとってはやりがいがある仕事です。
動物園スタッフとして働くには動物園の求人が要となりますが、実際求人数はさほど多くないのが現状。
狭き門の職業のため、求人情報はこまめにチェックしておく必要があります。
働くために必要な資格
動物飼育員として働くために必ず必要な資格はありません。
アルバイトとして補助的な業務を行いながら経験を積むのはもちろん、動物関連の専門学校や大学で知識や技術を身に着けてから、就職する方法もあります。
学校で学ぶメリットは、幅広い知識を得られるだけでなく、就職のサポートが受けやすいことです。中には提携先の施設実習に参加できる学校もあります。
もし、民間ではなく公立の動物園で働く場合は、高校あるいは大学で専門知識を学び、公務員採用試験を受ける必要があります。
畜産学、獣医学、生物学科などを学べる大学・専門学校などに通った後、公務員採用試験を受ける流れです。
基本的にこの公務員試験は、動物園の欠員が生じたときのみに行われるため、民間の動物園やサファリパークで働きながら欠員を待つ人もいます。
動物園スタッフに求められる能力
動物たちに囲まれた環境のため、動物好きなことが第一に挙げられます。
しかし単に「動物が好き」という気持ちだけではなく、動物に関する専門知識も必要です。
また、勤務時間中の大半は動物と過ごすため、不規則になりがち。
園内の掃除やバケツに入った重いエサやりなど、肉体を駆使する重労働のため、体力に自信がある人が向いています。
動物たちの生態記録や研究も行うので、動物に関する知識を吸収したい!という探求心・好奇心があることも重要です。
動物園スタッフの給料・やりがい
動物園スタッフの給料は、勤め先や勤務地、学歴(専門学校卒もしくは大学卒)によって異なります。
基本給の相場は、地方の動物園で12〜15万円、都内の動物園施設でも17万円程度なので、正社員として働けてもハードな仕事といえるでしょう。
一方、公営の動物園施設などで正職員は公務員待遇のため、ある程度安定した給与がもらえます。ですが、数年ごとに異動があるぶん職場は選べません。
やりがいとしては「家では飼育できない動物と触れ合える」「動物のことを深く知れる(研究できる)」といった声があがっています。
給与は多少厳しくても、動物と一緒に働きたいと考える人に適した仕事です。