自衛隊

国の平和と安全を守る自衛隊

災害時の人助け等、その迅速な対応が人々の感心の的になる自衛隊について、ご説明致しましょう。
自衛隊は、国の平和と安全を守るための組織です。

その活動は、主に3つあります。
1つ目は、防衛活動で、日本の領空、領海への侵入を防ぐといったことです。
海においては海上保安庁と連携して、不審船を取しきります。

2つ目は、緊急救助活動で、地震、台風等の大規模災害の発生時に警察、消防と連携して、人々の救助に奔走する活動です。
その様子はテレビ等でご覧の方は多いでしょう。

3つ目は、国際平和協力活動で、海外での活動です。
災害派遣、国際PKOへの派遣で、その国の平和を守るための活動で、国際社会への貢献になります。

自衛隊の組織を知ろう

自衛隊の組織は「陸上」「海上」「航空」と大きく3つに分かれて活動しているようです。
その一つひとつの組織について、ご説明致します。

まずは「陸上自衛隊」ですが、自衛隊の中でも最大の規模です。
国内の駐屯地は数多く、隊員の数も最大になっています。
国民や国土を守るための活動をしていまして、歩兵部隊や戦車隊もありますが、国内外の道路や橋の建設の携わる部隊もあり、その活動は多岐に渡っているようです。
その他にも、国賓警護、不発弾処理、災害時の給水等もあります。

「海上自衛隊」は、日本領海を守るために海上の侵略を防ぐと言う役割です。
日本領海を侵犯した船の対応は海上保安庁ですが、対応しきれない場合は自衛隊が引き継ぎます。
また、海外において、商船を海賊から護衛するという任務もあり、国内外の海上での活動が主です。

「航空自衛隊」は、空での防御がその役目となっています。
もしも、日本の領空に不正に侵入する外国の航空機があれば、警告するなどの対応を行い、日本の領空を守っているのです。
航空機のみならず、ミサイル等にも警戒、監視を行っています。

自衛隊に入る様々なルート

自衛隊に入るには、様々なルートがあります。
と言いますのも、大きな組織ですから、様々な選択肢があるのです。

大卒の場合、幹部候補生試験を受けられますし、高卒ですと、曹候補学生、曹候補士の採用試験を受けられます。
また、中卒でも高等工科学校生徒という教育制度に応募し、自衛隊で活躍するための教育を受けると言う道もあるのです。

その他にも高卒後、すぐにと言う希望があれば、3ヶ月の訓練で自衛官になれる自衛官候補生という選択も出来ます。
医師、歯科医師による医科、歯科幹部もありますし、看護師免許を持った人による看護における陸上自衛官というポジション等、様々な選択が出来るのも自衛隊という仕事の幅広さが窺えます。

このように、自衛隊は国のため、人のために働く立派な仕事です。
組織の中での協調性が必要ですし、体を使う事が多い仕事ですから、体力も必要でしょう。
選択肢も様々ですから、よくお考えになって、将来を見据えた採用試験を受けると良いかもしれません。