医師

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数ある医療系資格でも最も難しいもの

就職難と伝えられている現代ですが、そんな中で常に人材不足と伝えられているのが医療系の仕事です。

医療系の仕事は細かく専門分野があり、直接診療を行うものから薬品を扱うもの、他にリハビリ、検査、栄養、介護など非常に他分野にわたっています。

しかし医系の仕事の中でも最も取得が難しく、高度な技術や知識が求められるのはやはり「医師」です。

医師として仕事をするためには必ず医師国家試験に合格をするとともに、所定の年数の研修をしなくてはならないこととなっています。

医系の資格を取得することでできるようになることを「医療行為」と言いますが、他の医系資格と比較して医師が担当をすることができる医療行為の範囲は非常に広く、あらゆる医療行為を自らの責任で行っていくことができます。

また同じ医師の中にも「内科」や「外科」のように診療分野別の専門があります。

こうした診療科の呼び方のことを「標榜」と言いますが、この標榜の種類は日本医師会によって厳密に定められており、医師として仕事をしていくためにはその定められた中のいずれかに所属をして診療をしていくこととなります。

参考>>https://www.med.or.jp/doctor/report/hyoubou/reiji.html

医学部への進学と卒業が必須要件

医師になるためには、必ず大学の医学部を卒業しそののちに医師国家試験に合格をしなければいけません。

例外的に海外の学校で医師免許に相当する資格を得てそれを国内の免許に振り替えてもらうといった方法はあるものの、日本国内の中学校や高校を卒業する人にとってはあまり現実的な手段ではないでしょう。

医学部は通常の大学の学士課程と異なり全て6年制となっており、通信制や定時制といった変則的な課程をとることはできません。

医学部は全国に約80ヵ所の大学に置かれていますがいずれも高い学力がなければ入学をすることができない上に、設備や研修のために高い学費がかかってきます。

そのため数十年前には資産家の子供しか医師を志すことができないというイメージもありましたが、現在では奨学金制度や授業料免除の制度も充実しており、それらをうまく利用すればそれほど医学部を卒業することは難しくありません。

しかしそうした制度も本気で卒業をするのだという強い意志がなければできないことであり、入試が難しいから入ってしまえばあとは簡単に卒業できる学部ではありません。

実際なんとか医学部に入れはしたものの勉強内容が難しく授業が忙しいことに耐えきれず夢をあきらめる人も相当数いるのが現実です。

逆に高校卒業時にはまったく別の学部学科へ進学した人が社会人になってから強い気持ちをもって医学部に入るというケースもあるので、自分自身のモチベーションはしっかり保つようにしていきましょう。

広がる医師の活躍の場

医師の就職先として最も多いのは病院の勤務医です。

医師免許を生かした仕事は大きく二種類あり、実際の治療を行う「臨床医」と、医学分野の研究を行う「研究医」があります。

研究医の場合は大学に残って助教やポスドクとなったり、民間やNPO法人の医学系研究所に就職をすることになります。

しかし絶対数でいうと研究医は非常に数が少ないため、よほど在学中に優れた論文を発表するかもしくは太いパイプがないと難しいでしょう。

一方の臨床医は全国各地の病院から多くの求人が出されているため、就職すること自体はそれほど難しくありません。

臨床医も病院への勤務医のほか自身が院長として開業する「開業医」があります。

ここ最近では医療の方法や分野も多様化してきており、救急医療や地域医療、出産専門医や小児科専門などといった分野で独自の組織で運営をされている組織も見られています。