不動産鑑定士

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土地や建物などの価値を鑑定する仕事

不動産鑑定士は、時間の経過や社会情勢によって変化する土地や建物の価値を把握するための鑑定作業をしていくための仕事です。

不動産鑑定士は国家資格として定められており、その内容は「不動産の鑑定評価に関する法律」というものに細かく記載されています。

主な仕事はもちろん既存の不動産について周辺の同様の土地建物と比較して価値を鑑定することですが、クライアントがどこになるかによって仕事の内容が異なってきます。

主な勤務先となるのは民間の不動産会社や金融機関、商社といったところです。

また公務員として官庁に勤務をし、定期的に周辺の土地について調査をするという業務をすることもあります。

価値を評価するという作業はともすると恣意的な内容になってしまうこともありそうですが、不動産鑑定士はそうした先入観や特定の団体などに有利な結果とならないよう公平に努めて行うことが求められる仕事です。

仕事を長く続けていくためには何よりもそうした公平さを保ち、信頼性の高い評価をしていくということが重要になってきます。

不動産鑑定士になるには

不動産鑑定士として仕事をしていくためには、まずは国家試験に合格をする必要があります。

不動産鑑定士の試験は毎年一回開催されており、受験資格は特にありません。

試験は短答式と論文式の二回に分けて行われることとなっており、一次と二次の試験を合わせた合格率は毎年約11%程度とかなりの難易度となっています。

日本国内で実施されている資格試験の中でも試験そのものの難易度ということではかなり上位に位置しており、同様の難易度の試験としては司法試験や公認会計士試験などがあります。

また試験に合格をしたからといってすぐに実務に就くことができるわけではなく、合格後1~3年の実務実習を行うことにより初めて不動産鑑定士としての登録を受けることができます。

就職先は先に説明をした通りですが、業務を実際に行うときにはまず調査をする土地建物の登記簿を調べたり、実際にその不動産のある場所へ行って周辺の様子を自分の目で確認するといったことをしていきます。

場合によっては最近の取引状態を調べたり、関係する人たちに聞き取り調査を行ったりといった地道な作業が必要になってきます。

鑑定は自分一人だけで完結させることができないものであるため、関連企業やクライアントなどと協調しながらチームとして行っていくという能力も求められます。

絶対数が不足気味なのでビジネスチャンスも豊富

不動産鑑定士は難関資格であるということもあり、現状として需要に人材数が追い付いていないというのが現状です。

それだけに仕事としての将来性は高く、今後不動産取引が活発になってくることにより仕事を数多く受けることができるようになるでしょう。

十分にスキルを積んだ不動産鑑定士になると会社に勤務をするだけでなく自身で開業をしたりフリーランスとして仕事をすることも十分に可能です。

また不動産鑑定そのものを仕事にするだけでなく、金融機関の融資の調査を請け負ったりするときの能力の一つとして使用するケースも多いようです。