獣医師

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動物病院の医師だけでない獣医師の仕事

獣医師といえば、町中で開業をしている動物病院でペット動物の診療を行うための仕事です。

ただし厳密に言うと獣医師の免許は動物病院の仕事のためだけでなく、もっと広く動物の健康を管理するための業務を行うことができるものです。

獣医師として仕事をしていくためには事前に獣医の国家資格免許を取得しなければならないこととなっており、そのためには専門の獣医師課程のある学校を卒業しなくてはいけません。

獣医師になるための課程があるのは大学の獣医学部もしくは獣医大学であり、いずれも6年制課程です。

国家資格受験資格を得るために6年間の課程が必要とされるのは医師や歯科医師と同じで、実習を含む学科を全て修了したところでその卒業見込み年度にある国家試験を受験します。

もしその試験に不合格になっても卒業をしたという学歴があれば何度でも受験をすることは可能です。

卒業後の国家試験合格率は約80%とかなり高いものとなってはいますが、必ず全員が合格することができるものではないのでしっかり学習をしておくことが大切です。

免許取得後の進路として最も多いのは動物病院への勤務ですが、他にも農協や保健所などで畜産される動物や地域にいる動物の健康状態を調べたり、動物園や水族館へ勤務をするということもあります。

開業をするためには経験が必要です

さまざまな進路がある獣医とはいえ、おそらくこれから獣医を目指すという人のほとんどは動物病院でペットたちを診療する仕事をしたいと考えていることと思います。

現在は空前のペットブームと言われており、動物病院での仕事も増加傾向にあります。

人間向けの診療所と異なり動物病院では健康保険の適用がありませんので、診療の方法もかなり担当する医師によって異なってきます。

言い換えれば特定の地域で動物病院を開業する場合には、いかによい評判を築いていくかということが長く営業をしていくための重要なポイントとなります。

ここ最近ではペット向けサービス関連業がかなり充実してきているので、動物病院では診療だけでなくペットホテルとして一時的に預かったり、トリマーのような身だしなみを整えるサービスをするということもよくあります。

いずれにしても自分で開業をするためには免許を取得してすぐにできるわけではなく、最初の2~3年くらいは臨床経験を積まなければいけないこととなっています。

動物による病原菌から守るのも獣医の仕事

近年では動物を媒介したウイルスなどが社会問題になることがしばしばあります。

人間に感染する危険があるものもありますが、畜産業を営む人にとっては特定の動物内だけで感染するものも大きなダメージになってしまうことがよくあります。

そうした人や動物に感染する可能性がある病気に対して予防措置をとっていくということも獣医としての重要な役割になります。

農協や地域の家畜診療所に勤務をする獣医などは定期的に動物が飼育されている現場を訪れ、周辺に対して病気への注意を呼び掛けていきます。

公務員として官庁に勤務をする獣医もおり、その場合には海外などから持ち込まれる動物についての検疫作業を行います。

非常に社会的意義が大きく、また責任の大きな仕事であるといえます。